歯が痛いのに「異常ナシ」。何が起こってるの?対応策についても解説!
「歯が痛くて歯医者に行って診てもらったけど『異常ナシ』と言われた。」
このようなことを訴える人は決して少なくありません。
たしかに歯が痛いのに検査をしても何も異常は見つからない、これはどういうことなのでしょうか?
今回は、歯が痛いのに「異常ナシ」と診断される場合に、どのような可能性が考えられるのか、また、そのように診断された場合にはどうしたらいいか、ということについて見ていきたいと思います。
歯科で「異常ナシ」と診断されるのはどんな状況?

歯科で「異常ナシ」と言われる場合、それは「問題がない」ということを意味するわけではありません。
これはあくまでも、視診(目視での診断)、レントゲン診査などにおいては異常が見つからない、というだけであり、見えにくい変化に関しては検知できない場合もあるのです。
歯に痛みがあるのに「異常ナシ」と診断される場合に考えられること
歯が痛いのに「異常ナシ」と言われる場合、例として次のようなことが起こっている可能性があります。
歯に強い負担がかかっている
かみ合わせの関係で特定の歯に強い力がかかっている、歯ぎしりやくいしばりによって歯に強い負担がかかっている、歯をぶつけた、といったような場合、歯を支えている組織がダメージを受け、歯に痛みを感じることがあります。
歯にヒビが入っている
歯に細かなヒビが入ってそれが神経に達している場合、強い痛みを出すことがありますが、目で見ても分かりづらく、レントゲンに写らないことも多いです。
知覚過敏
歯周病や加齢による歯茎の下がりによって歯根が露出すると、冷たいもので痛みを感じることがあります。また、歯の治療後にも神経が敏感になって痛みを感じてしまうことがあります。
筋肉の痛み
噛む筋肉の緊張や疲労、歯ぎしりやくいしばりによる過度の緊張などにより、奥歯が痛いような感覚を感じることがあります。
副鼻腔炎による痛み
上あごの上方にある副鼻腔に炎症を起こすと、上の奥歯に痛みがあるように感じることがあります。
神経障害による痛み
三叉神経痛により、歯に激痛を感じることがあります。
また、抜歯をした後や神経を抜いた後に、神経にダメージを受けたことによって痛みが長期間続くことがあります。
頭痛による痛み
とくに群発頭痛と呼ばれる強い頭痛の場合、奥歯に激痛を感じることがあります。
放散痛
首のこりや肩こり、目や耳など、他の場所に起因する痛みが歯の方へと広がり、歯の痛みとして感じられることもあります。
心筋梗塞による痛み
心筋梗塞によって左側の歯が痛むことがあることも知られています。
歯が痛いのに「異常ナシ」と診断された場合、どうする?
自分では確かに特定の歯が痛い、と感じていても、上でご紹介したように、歯が全く関係ない場合ということも多いため、安易にその歯を削る、ということは避けるべきです。
もしその歯に原因がなかった場合、原因が解決しないばかりか、歯を無駄に悪くしてしまうなど、別の問題を新たに加えてしまうことになるからです。
そのため、
・経過観察をして症状の変化をみていく
・噛みしめなどはないか?を自分なりに観察し、あるならばそれに対応していく
といったように、症状を観察し、症状に変化が現れたり、状況が悪化したりする場合には歯科医院に再度連絡をするようにしましょう。
痛みが引かない場合はどうする?
たとえば、ストレスで食いしばりや歯ぎしりをして歯が痛くなった、というような場合、一時的に痛みが出てその後は痛みがなくなる、ということもよくあります。
筋肉の緊張によるものの場合も、筋肉の緊張が取れれば痛みは改善に向かうでしょう。
ですが、中には歯にヒビが入っている場合のように、歯に根本的な問題が起こっている場合もあり、そのようなケースでは痛みがだんだんとひどくなるなど、症状に変化が現れてきますので、それがはっきりした時点で歯の治療を始めます。
歯以外の病気からきている痛みが疑われる場合にも、その痛みの出方の特徴を見ることである程度何の病気が疑われるのか、見当をつけられることがあります。
その場合には、早めに医科のドクターに診察をしてもらいます。
痛みの特徴というのは適格な診断をする上で大事なヒントとなり、痛みを早く解消することにつながりますので、できるだけ歯科医師に詳しく説明するようにしましょう。









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