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治療法

ザイゴマインプラント

ザイゴマインプラント
骨がなくてもインプラントで歯が固定できる技術
歯を失った場合の治療法として人気の高いインプラント治療。
とはいえ、インプラントを埋めるための骨が足りずに治療が不可能と判断されることも少なくありません。
近年では、一昔前だと「骨が不足していて無理」だとされていたケースでも、インプラントを行える技術が開発され、多くの方にとってインプラント治療が可能になってきています。
その中の一つの治療法が「ザイゴマインプラント」です。ザイゴマインプラントは、特に骨が減りやすい上あごの骨にインプラントができない場合に、頬骨にインプラントを埋め込んで歯を固定することができる治療法です。

ザイゴマインプラントとは

このような方におすすめ
  1. 重度の歯周病で上あごの骨が極端に少なくなってしまった方
  2. 合わない入れ歯を使い続けて上あごの骨が大幅に痩せてしまった方
  3. 上あごの骨が少なすぎてオールオン4での治療が難しい方
  4. 口腔がんや事故などが原因で、顎の骨を大きく切除された方
  5. 生まれつき上あごの骨が欠損している方(顎裂、口蓋裂)

具体的にどんな治療?普通のインプラントとの違い

複数のインプラントメーカーに対応
ザイゴマインプラントでは、上あごの骨にインプラントができない場合に、頬骨に通常よりも長いインプラントを深く埋め込み、その上に人工歯を固定させます。
インプラントの本数はオールオン4と同様の4〜6本で、その上に12〜14本分の連結した人工歯をしっかりと固定します。
「頬骨にインプラント」というと、驚く方も多いですが、頬骨は非常に硬く、吸収が起こりにくいので、インプラントを固定するのにとても優れている場所でもあります。
このように、ザイゴマインプラントは、あごの骨が極端になくなってしまった場合でも、インプラントの可能性を広げてくれる素晴らしい技術です。
ですが、「頬骨」という特殊な場所に埋めるため、通常のインプラントに比べて手術の難易度が非常に高く、治療が受けられる歯科医院というのは非常に限られています。

ザイゴマインプラントの特徴・メリット

骨造成手術が不要
ザイゴマインプラントは、頬骨にインプラントを埋める治療法なので、上あごのみに適用されるインプラント治療です。
上あごの骨は、やわらかくて吸収が起こりやすく、減りやすいという難点がありますが、頬骨はあごの骨とは違って骨吸収を起こしにくく、非常に硬いという特徴があるため、インプラントをしっかりと固定できます。
手術当日に被せ物を装着することが可能
通常のインプラント治療では、骨が足りない場合には、骨造成手術をして骨を増やしてからインプラントを行う必要があります。
ザイゴマインプラントの場合、頬骨に埋め込みますので、あごの骨に骨造成手術を行う必要はありませんので、余分な手術が要らず、手術回数や治療期間を短くすることができます。
上あごの骨がなくてもできる
ザイゴマインプラントは、長いインプラントを骨の深部まで入れるため、埋めた後にしっかりと固定されます。そのため、インプラントを埋めた当日に、固定式の仮歯を入れることも可能です。
ただし、お口の状態、インプラントと骨との結合の状態によってはすぐに仮歯を入れずに待機することもあります。

ザイゴマインプラントの注意点・デメリット

通常のインプラントよりも手術時間が長くかかる
頬骨にインプラントを埋め込む必要があるので、手術時間が通常のインプラント手術と比べて長くかかります。
治療が受けられる歯科医院が限られる
特殊で高度な治療技術、特殊な設備が必要となるため、どこの歯科医院でもやっているわけではなく、治療を受けられる歯科医院が非常に限られています。
特殊な技術なので治療費が高額
ザイゴマインプラントは、通常よりも長い特殊なインプラントを使用するのに加え、非常に専門的な技術を必要としますので、治療費が普通のインプラントよりも高額になります。

インプラント治療を断られた方もあきらめず、ご相談ください

インプラント治療を断られた方もあきらめず、ご相談ください
インプラントが断られる理由の多くが、「骨の不足」です。ですが、現在では、骨を増やす技術も進歩し、オールオン4やザイゴマインプラントといった骨を増やさずにインプラントができる治療法も確立されています。
頬骨にしっかりと人工歯を固定できるザイゴマインプラントは、早ければ手術したその日からお食事をとっていただくことも可能です。
総入れ歯が合わずにお困りの方、あごの骨が少なくてインプラントを断念されていた方でも、ザイゴマインプラントなら治療が可能になる可能性がありますので、ぜひ一度当院までご相談ください。