歯ぎしり・食いしばりで歯が破壊される!?今日からできる歯ぎしり対策
意識せずに行っている人が多い歯ぎしりや食いしばり。自分ではやっている自覚がなくても、実は多くの人がやってしまっていると言われています。
そして、この歯ぎしりや食いしばりというのは、歯に大きなダメージを与えて歯を破壊させてしまうだけでなく、体の健康状態にまで影響を与えてしまいます。
歯ぎしりや食いしばりというのは、対策をすることで避けることができたり、ダメージを最小限にしたりすることが可能です。
今回はすぐにでもできる歯ぎしり・食いしばりへの対策方法についてご紹介します。
歯ぎしり・食いしばりが歯と全身に及ぼす影響
歯への影響
歯に強い力がかかることによって、歯の痛み、歯の破折、歯の過剰なすり減り、知覚過敏、くさび状欠損、歯の違和感などといったことを起こすことがあります。
歯周組織への影響
歯を支えている歯周組織にも過剰な力がかかってしまうため、歯を支える骨が下がりやすくなり、歯周病が進行しやすくなります。
顎への影響
下顎の付け根の顎関節の雑音、痛み、口の開けづらさ、顎の痛みを引き起こす「顎関節症」を起こす原因にもなります。
その他・全身への影響
噛む筋肉が過度に緊張することにより、その筋肉とつながる首や肩の筋肉などにも影響が及び、肩こり、首の痛み、頭痛が起こることがあります。また、耳鳴りやめまい、腕の痺れや腰痛、倦怠感など全身的な影響が起こることもあります。
今日からできる歯ぎしり対策
まずは意識すること
噛みしめ、食いしばりは、何かに集中している時などに無意識に行っているものです。歯というものは、実は食事の時以外は触れ合わないのが理想です。もし、ふとした拍子に噛みしめている場合にはすぐにやめるようにしましょう。この噛みしめをやめるだけでも、寝ている間の歯ぎしりが起こりにくくなると言われています。
ストレスへの対処
歯ぎしりや食いしばりというのは、主にストレスが原因であると言われています。そのため、ストレスを抱えすぎない、ということが大事です。好きなことをする時間を取ったり、一息つく時間を作ったりなど、毎日適度にストレスを解消する時間を取るようにしましょう。
歯ぎしりへの対処
◆頭のポジション
眠る時の頭の位置というのも大事です。低めの枕、もしくはタオルを丸めたものを、後頭部の出っ張りの部分よりも首の付け根の部分に置き、口を開きやすくすることで、歯を噛みしめにくくなります。
◆布団に入って色々考えない
布団に入ったら、色々とストレスになることを考えないようにすることも大事です。
◆「歯ぎしりをしない」と自己暗示をかける
自己暗示をするのも効果的だと言われていますので、試してみると良いかもしれません。