朝起きると口がネバネバで不快・・原因と今日からできる5つの解決策
朝起きたときの口の中のネバネバや不快感、これは多くの方が抱える不快な朝の悩みのひとつです。
朝起きた時に感じる不快なネバネバの正体は、眠っている間の唾液の減少、そして細菌が増殖したことによるものです。
朝はさわやかに起きたいのに、口の中がネバネバだと気分も落ちてしまいますよね。
そこで今回は、朝に感じるネバネバの原因、そして今すぐにでも始められる効果的な解決策についてご紹介します。
口のネバネバの原因
1.唾液の分泌量減少
睡眠中は、唾液の分泌が落ちます。唾液は口内を洗浄したり、細菌の増殖を抑えたりする働きがありますが、これが落ちることにより、細菌が増殖しやすい環境になります。
2.口を開けて寝ている
口を開けて寝ていると、唾液が乾燥してしまいます。とくにエアコンや暖房を使用しているような状況では余計に乾燥しやすくなります。
3.進行している歯周病
特にネバつきが強く、口臭がひどい場合には、歯周病が原因である可能性があります。歯周病が進行すると、歯茎の溝が深くなり、その部分に細菌が繁殖して膿や出血を伴うことがあり、それが不快なネバネバとして感じられます。
4. タバコ・飲酒
タバコや飲酒は口内の乾燥、脱水を招く原因となります。その結果、さらさらした唾液でなくネバネバした唾液になりがちです。とくに夜ねる前の喫煙や飲酒は、朝起きた時のネバネバを招きやすくなります。
今日からできる!お口のネバネバ解消のための5つの解決策

お口の気持ち悪いネバネバは、日々の生活習慣とセルフケアの見直しでも改善が可能です。今からできる5つの解決策をご紹介します。
1.就寝前には補助清掃器具も使用する
歯磨きをしても、歯ブラシだけでは汚れをすみずみまで取り切ることは不可能で、そのような磨き残しが細菌の増殖を招く原因となります。
就寝中はどうしても唾液が減って細菌が増えやすい環境になるため、寝る前には歯ブラシだけでなく、歯間ブラシ、デンタルフロス、口腔洗浄器といった補助清掃器具も使用するようにしましょう。
2.必要に応じて舌磨きも行う
実は、舌の表面にも細菌が付着しており、ネバネバや口臭の原因となっていることがあります。
舌の付着物のことを「舌苔(ぜったい)」と呼びますが、舌苔のつき方には個人差があり、べったりと厚く付着している場合にはかなり細菌が繁殖して、不快症状の元となります。
このような舌苔がついている場合には、できれば専用の舌ブラシを使い、奥から手前に向かって、数回なでるように優しく取り除いてみましょう。
なお、薄く付着している状態、全く付着していない状態の時には行う必要はありません。こういった状態で無理に舌を擦ると、舌を傷つけて逆効果になる恐れがあるので注意しましょう。
3.湿度、口呼吸対策をする
暖房やエアコンで室内が乾燥している場合には、口内が乾燥しやすくなりますので、加湿器などで寝室の湿度を60%前後に保つようにしましょう。
また、口を閉じさせ鼻呼吸を促すマウステープの使用も効果的です。
4.寝る前の喫煙・アルコールを控える
就寝前の喫煙やアルコールは口内の乾燥を招きますので、できるだけ控え、就寝中の脱水を防ぐために、寝る前にコップ一杯の水を飲むようにしましょう。
5.普段から歯周病ケアをしておく
歯周病が進行しており、適切なケアを受けていない場合、歯茎の周囲に歯石や細菌が溜まっている状態になります。
そのような状態では、どんなに丁寧にセルフケアをしてもあまり効果が現れないため、定期的に歯科で歯周病の治療を受けておく必要があります。
まとめ
就寝中には唾液が少なくなるので、口が乾いてしまうことはある程度仕方ない部分もありますが、今回の対策法を実践していただくことで、不快なネバネバ、口臭はかなり改善していくことができます。
朝の口のネバネバ、口臭が気になっている方はぜひ参考にしてみてください。







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