AGA治療で血液検査をする理由を解説!どこで検査できる?検査項目や検査しない場合の注意点を確認

AGA治療で血液検査をする理由を解説!どこで検査できる?検査項目や検査しない場合の注意点を確認

AGA治療では、フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬を安全に使えるかどうか確認するため、多くのクリニックで治療前に血液検査を行います。

血液検査では、AGA以外の脱毛要因の有無、肝機能の状態、治療薬の使用可否、今後の治療方針などを判断できます。

本記事では、血液検査が必要な理由・項目・費用・検査しない場合のリスクまで網羅的に解説します。

目次

AGA治療で血液検査が必要な4つの理由

AGA治療を安全かつ効果的に進めるためには、事前の血液検査が重要な役割を果たします。単なる形式的な検査ではなく、あなたの身体に合った治療を選択するための大切なプロセスです。

AGA治療で血液検査が必要な理由
  • AGA以外の薄毛の原因を見分けるため
  • 治療薬を安全に使えるか判断するため
  • 治療の効果予測や方針決定の参考になるため
  • 継続治療の安全性を確認するため

ここでは、血液検査が必要とされる4つの主な理由について詳しく解説します。

①AGA以外の薄毛の原因を見分けるため

薄毛の原因はAGA(男性型脱毛症)だけとは限りません。

血液検査を行うことで、AGA以外の脱毛症の可能性を確認できます。

たとえば、鉄欠乏性貧血による脱毛症は、血中のヘモグロビン値やMCV(平均赤血球容積)を調べることで可能性を判断できます。貧血による脱毛は無症状のケースも多いため、血液検査で初めて発見されることも珍しくありません。

また、甲状腺ホルモンの異常も薄毛の原因となることがあります。バセドウ病のような甲状腺機能亢進症では、代謝が過度に上がることで脱毛を伴う場合があるのです。

AGA治療薬はAGAにしか効果を発揮しないため、原因がAGA以外であった場合、せっかくの治療が無駄になってしまいます。適切な診断と治療のためにも、血液検査で他の脱毛要因を排除しておくことが大切です。

②治療薬を安全に使えるか判断するため

AGA治療では、プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)などの内服薬が使用されることがあります。

治療薬は肝臓で代謝されるため、肝機能の状態を事前に確認しておくことが非常に重要です。

血液検査では、GPT(ALT)、GOT(AST)、γ-GTPなどの肝機能数値を確認できます。肝機能に問題がある状態で内服薬を使用すると、薬による負担が蓄積し、肝機能障害を引き起こすリスクが高まる可能性があります。

また、体質的に薬の成分が体内に長く留まりやすい方は、副作用のリスクが高まる傾向があります。血液検査によって患者の健康状態を把握することで、投薬治療が可能かどうかを医師が適切に判断できるようになります。

③治療の効果予測や方針決定の参考になるため

血液検査では、治療薬の効果をある程度予測するための参考データを得ることもできます。

たとえば、DHT(ジヒドロテストステロン)などの男性ホルモン値を測定することで、AGAの主な原因物質の数値を把握し、治療効果の予測に活用されることがあります。

DHTなどのホルモン検査非対応のクリニックもあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

また、クリニックによっては遺伝子検査を実施する場合もあります。AGAの約4分の1は遺伝が関係しているとされており、遺伝子検査によってAGAを発症しやすい体質かどうかを調べることができます。ただし、遺伝子検査は任意のオプションであり、実施の有無はクリニックによって異なります。

検査結果はあくまで予測の材料であり、薬の効果を完全に予測できるわけではありません。しかし、事前にある程度の見通しが立てられることで、医師と患者の双方にとって治療方針を柔軟に検討できるメリットがあります。

④継続治療の安全性を確認するため

血液検査は治療開始前だけでなく、治療中も定期的に実施することが推奨されているケースがあります。

長期間にわたって投薬治療を続けていると、初回の血液検査では問題がなくても、体質の変化や副作用が発現する可能性があります。そのため、多くのクリニックでは6ヶ月〜1年に1回程度の頻度で血液検査を実施しています。

定期的な検査を行うことで、自分の体の変化に早く気づき、安全に治療を継続することができます。ただし、検査の頻度やタイミングはクリニックによって異なるため、通院先の方針を確認しておきましょう。

AGA血液検査でわかる主な項目

AGA治療における血液検査では、さまざまな項目が調べられます。

AGA血液検査でわかる主な項目
  • 肝機能(AST・ALTなど)
  • 貧血・甲状腺ホルモンなどAGA以外の脱毛要因
  • 男性ホルモン(DHTなど)のバランス
  • AGA関連の遺伝子検査(任意の場合あり)

ここでは、一般的に検査される主な項目とその役割について解説します。

肝機能(AST・ALTなど)

AGA治療で最も重視される検査項目の一つが肝機能です。

具体的には、以下のような数値が確認されます。

  • AST(GOT):肝臓の細胞が壊れたときに血中に放出される酵素
  • ALT(GPT):肝臓の異常を反映しやすい酵素
  • γ-GTP:アルコールや薬物による肝機能への影響を反映する酵素

数値が基準値を超えている場合、AGA治療薬による副作用リスクが高まる可能性があります。

検査結果によっては、治療薬の種類や用量を調整したり、治療開始を延期することもあります。数値の解釈は専門医に任せ、適切な治療方針の決定につなげることが大切です。

貧血・甲状腺ホルモンなどAGA以外の脱毛要因

薄毛の原因がAGAかどうかを見極めるために、以下の項目も確認されます。

  • ヘモグロビン値:貧血の有無を確認
  • MCV(平均赤血球容積):赤血球の大きさから鉄欠乏性貧血の可能性を判断
  • 甲状腺ホルモン値:甲状腺機能の異常をチェック

数値が低い場合、AGAとは別の薄毛の原因が潜んでいる可能性があります。原因を正確に特定することで、適切な治療を受けられるようになります。

男性ホルモン(DHTなど)のバランス

一部のクリニックでは、男性ホルモンに関連する項目も検査されます。

  • テストステロン値:男性ホルモンの基本的なバランスを確認
  • DHT(ジヒドロテストステロン)値:AGAの主な原因とされるホルモン

DHTは、テストステロンが5α-リダクターゼという酵素によって変換されることで生成され、毛根を萎縮させて髪の成長周期を短縮する原因となります。この数値を把握することで、治療効果の予測に活用される場合があります。

ただし、ホルモン検査は標準の血液検査に含まれていないクリニックも多いため、希望する場合は事前に確認しましょう。

AGA関連の遺伝子検査(任意の場合あり)

遺伝子検査では、以下のような点を調べることができます。

  • Ⅱ型5α-リダクターゼの活性化傾向
  • アンドロゲンレセプターの感受性
  • AGAを発症しやすい体質かどうか

遺伝子検査は将来AGAになるリスクを予測する参考にはなりますが、AGAであることを確定診断するものではありません

あくまで治療の進め方を決める際の参考材料として活用されます。

遺伝子検査は任意オプションとして別途料金が発生することが多く、必須としているクリニックとそうでないクリニックがあります。費用も10,000円〜20,000円程度と幅があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

AGAの血液検査はどこで受けられる?場所と流れをチェック

AGA治療のための血液検査は、いくつかの場所で受けることができます。それぞれの特徴と注意点を理解して、自分に合った選択をしましょう。

AGAクリニックでの血液検査の流れ

AGA専門クリニックでは、治療と血液検査をワンストップで受けられるのが大きなメリットです。

一般的な流れ
  1. 予約・受付
    電話やWebで予約を取り、来院時に問診票を記入
  2. カウンセリング
    髪の悩みや生活習慣、家族の薄毛歴などをヒアリング
  3. 診察
    医師が頭皮の状態や薄毛の進行具合を確認
  4. 採血
    医師または看護師が血液を採取(15分程度)
  5. 結果説明
    後日(約1週間後)、結果に基づいて治療方針を決定

AGAクリニックにはAGA治療に特化した医師が在籍しているため、精度の高い検査と的確な診断を受けられる点がメリットです。また、クリニックによっては血液検査を無料で実施しているところもあります。

外部の医療機関で受けた健康診断や血液検査の結果を持参すれば、クリニックでの検査が不要になる場合もあります。ただし、AGA治療に必要な項目が含まれているか、また結果が6ヶ月以内のものかなど、条件があるため事前に確認しましょう。

オンライン診療の場合の血液検査

近年増えているオンライン診療でも、AGA治療を受けることは可能です。血液検査については、以下のような対応方法があります。

オンライン診療の血液検査
  • 郵送キットの活用
    自宅で採血できるキットを送付してもらい、検体を郵送して検査
  • 近隣医療機関での採血
    オンラインクリニックと提携している医療機関で採血
  • 健康診断結果の提出
    直近の血液検査結果をオンラインで提出

オンライン診療では血液検査を実施せずにカウンセリングのみでAGA治療薬を処方するクリニックも増えています

血液検査は必ず必要というわけではないので、少しでも費用を抑えたい場合はAGAオンライン診療クリニックを活用するのがおすすめです。

皮膚科・一般内科で検査を受ける選択肢

皮膚科や一般内科でもAGAの血液検査を受けることは可能です。メリットとしては、近くにAGAクリニックがない場合でも受診しやすい点やかかりつけ医であれば通いやすいことです。

しかし注意点もあります。

  • AGA専門医ではない場合があり、専門的な診断や治療法が限定されることがある
  • AGA目的での検査は自費診療になる可能性が高い
  • 検査項目がAGA治療に必要な内容を網羅していない場合がある

皮膚科で血液検査を受ける場合は、事前にAGA治療に必要な項目を検査できるか確認しておくことをおすすめします。

AGA血液検査の費用相場と保険適用の考え方

AGA治療における血液検査は、費用がいくらかかるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、費用の目安と保険適用について解説します。

AGA治療の血液検査にかかる費用の目安

血液検査の費用は医療機関によって異なりますが、おおよその相場は以下のとおりです。

検査内容費用の目安
一般的な血液検査5,000円〜10,000円程度
遺伝子検査を含む場合10,000円〜20,000円程度
ホルモン検査を含む場合追加で数千円程度

AGAクリニックの中には、初回の血液検査を無料で実施しているところもあります。費用を抑えたい場合は、無料検査を行っているクリニックを選ぶのも一つの方法です。

なお、AGA治療は健康に悪影響を及ぼす病気の治療ではないため、保険適用外(自由診療)となるのが基本です。血液検査も含めて費用は全額自己負担となります。ただし、検査によって他の病気が発見された場合は、その病気の治療については保険が適用される可能性があります。

健康診断結果の持参は可能か

健康診断などで直近に血液検査を受けている場合、その結果を持参することでクリニックでの血液検査が不要になるケースもあります

ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 検査時期
    一般的に6ヶ月以内の結果が求められる
  • 検査項目
    AGA治療に必要な項目(肝機能など)が含まれているか確認が必要
  • クリニックの方針
    健康診断結果の有無にかかわらず、初診時の血液検査を必須としているクリニックもある

健康診断結果を活用したい場合は、受診予定のクリニックに事前に問い合わせておくことをおすすめします。

AGA血液検査に関するよくある質問【Q&A】

AGAに血液検査は保険適用される?

AGA治療目的の血液検査は基本的に保険適用外(自費診療)です。

AGA(男性型脱毛症)は、日本皮膚科学会によると思春期以降に見られる「進行型の脱毛症」と定義されており、生命に関わる疾患ではないため健康保険の適用対象外とされています。そのため、AGA治療に関連する血液検査も全額自己負担となるのが一般的です。

ただし、血液検査によって貧血や甲状腺異常などAGA以外の病気が発見された場合は、その病気の治療については保険が適用される可能性があります。

血液検査だけでAGAだと診断できる?

血液検査だけでAGAを確定診断することはできません。

血液検査では、AGAであることを示す特定の物質が検出されるわけではありません。あくまで、AGA以外の薄毛原因を排除したり、治療薬の使用可否を判断したりするための参考データを得るものです。

AGAの診断は、血液検査の結果に加えて、医師による問診、視診、マイクロスコープによる頭皮観察など、複数の情報を総合的に判断して行われます。気になる症状がある場合は、専門のクリニックで診察を受けることをおすすめします。

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この記事を書いた人

東京都江東区の西大島駅からも近い歯医者のアリオ北砂歯科クリニックはアリオ北砂ショッピングモール内3階にて土日祝日も診療しております。

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