2018年02月1日 (木) 

歯槽膿漏対策は歯周ポケットのケアが重要でした!

歯槽膿漏は、最近テレビや雑誌などに登場している「歯周病」と同じ意味の病気で、進行すると歯が抜けてしまいます。そんな歯槽膿漏を予防するときに大切なのは、歯周ポケットだということを知っていますか?そこで今回は、歯周ポケットの意味から歯槽膿漏の症状・そして対策や予防法まで、池田歯科がご紹介していきます。

歯槽膿漏とは

歯槽膿漏とは

歯槽膿漏の最終的な症状は歯が抜けてしまうことです。歯肉炎と歯周炎を合わせて「歯周病」と呼びますが、歯槽膿漏もこの2つを合わせたものだと思ってください。
この歯肉炎と歯周炎は言葉が似ているので違いがわかりにくいかもしれません。2つの違いについて以下の通りです。

■歯肉炎は歯茎に限局
歯肉炎は歯茎に炎症が起きている状態です。歯周炎は歯周組織全体に広がる炎症なので炎症の範囲が違います。

■歯肉炎は歯ブラシで出血
炎症が起きている組織は血管が拡張しているので出血しやすくなっています。歯ブラシをしたときに出血する人は歯肉炎を疑いましょう。

■歯周炎は骨が溶けている
歯肉炎と歯周炎の鑑別ポイントは、骨が溶けているか否かです。顎の骨が溶け出せば歯周炎を発症していると言えます。逆に骨が溶け出していない限りは歯肉炎で留まっていると言えます。

■歯周炎は口臭がする
歯肉炎は炎症がメインのため悪臭はしませんが、歯周炎にまで進展すると細菌が産生する物質により悪臭がします。口臭は自分では気付きにくく周囲の人も指摘しにくいので口臭がしているのにもかかわらず治療をしていない人が多くなってしまいます。

歯槽膿漏になる原因

なぜ歯槽膿漏になるのでしょうか。皆さんは磨き残しが原因だと思いますよね?
正解です。主には磨き残しやしっかり磨けていないために、歯槽膿漏になります。
歯に付着している汚れの磨き残しなら虫歯になるだけです。しかし、歯槽膿漏は歯と歯茎の間にある歯周ポケットの磨き残しにより、進行していきます。
歯周ポケットの中にはもともと歯周病原因菌がいますが、その原因菌たちは不潔になればなるほど活動性が強くなります。

歯槽膿漏の治療方法

歯槽膿漏の治療方法

歯槽膿漏になった場合はどうやって治療するのでしょうか。

■歯周ポケット内洗浄
歯周ポケット内にいる歯周病原因細菌は酸素があると生きていけません。酸素を極端に嫌っているので、歯周ポケットという組織内を好んで生息しています。歯周病原因細菌を死滅させるために歯周ポケット内内部へ酸素水を注入して洗浄します。細菌の活動性が落ちるので歯周病の進行が止まります。

■歯石除去
歯槽膿漏(歯周疾患)の進行には、歯石が大きく関わっています。歯石除去をすることが歯槽膿漏の第一の治療法でもあり、歯周ポケットや口腔内を清潔に保つことで自然に歯茎が治ってきます。また、歯石があると歯茎に炎症が出るという研究結果も出ているので歯石は百害あって一利なしです。

■歯磨き指導
小学校や中学校の時に歯ブラシ指導を受けたことがある人は多いのではないでしょうか。あの当時は子供向けの歯磨きの仕方ですが、大人には大人用の歯磨きをする必要があります。歯医者さんへ診てもらう回数よりも、自宅で歯磨きをする回数の方が断然多いので、自宅でしっかりと磨けるように歯磨き指導を受けましょう。

■歯周外科治療
一度歯槽膿漏で溶けてしまった顎の骨や歯周組織は自然治癒しません。そうなってしまった場合は、再生治療をします。顎の骨には移植剤や補填剤を使用します。歯茎に対しては別の歯茎を移植すると見た目が改善されます。

歯槽膿漏の予防法

歯槽膿漏にならないためには歯磨きを徹底することが大切です。歯槽膿漏予防で有効な歯磨きの方法が、バス法です。バス法は、歯と歯茎の間に歯ブラシの毛先を入れて小刻みにブラッシングをします。この時に強い圧で磨いてしまうと歯茎が傷つくので注意が必要です。自分の歯ブラシの毛先が外側に向かって広がっている場合は強く磨いている可能性があるので気をつけましょう。強く磨かないためには、持ち方を工夫してください。ペンを持つときのように握って持つ「ペングリップト」という持ち方をすると自然と力が入らなくなります。
バス法は小刻みに歯磨きをするので時間がかかります。歯磨きのためにいつもより長く時間を確保するように心がけましょう。

歯ブラシ・歯磨き粉の選び方

歯槽膿漏の患者さんは歯ブラシや歯磨き粉をどのように選ぶのが良いでしょうか。

■柔らかい毛先
歯ブラシのヘッドは小さいものを選ぶようにしましょう。バス法は細かく動かす必要があり大きいヘッドよりも小さなヘッドの方が操作しやすいです。

■研磨剤の入っていない歯磨き粉
歯周病患者さんの使用する歯磨き粉は、研磨剤の入っていないものを選ぶようにしましょう。研磨剤は歯を少量ずつですが削ってしまいます。歯の表面がザラザラするとプラークの付着率が上がるので歯周病を進行させてしまう恐れがあります。研磨剤の入っていない歯磨き粉で優しく歯周ポケットを磨いてあげると歯槽膿漏予防効果が期待できます。


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