2017年11月15日 (水) 

早すぎると悪影響?乳歯の生え変わりの「適正時期」が知りたい!

自分の歯がいつ大人の歯に生え変わったか覚えていますか?思い出の写真を見ると前歯が抜けていてかわいい笑顔をしているのもあるでしょう。その頃はまわりの友達も同じように歯が抜けていた記憶があるかもしれません。では、乳歯の生え変わりには、適正時期があるのをごぞんじですか?実は、適正時期より早くても遅くても、今後の歯並びに影響が出てしまうことがあるのです。

乳歯と永久歯について

乳歯と永久歯について

乳歯というのは、いわゆる「子供の歯」というものです。生まれてすぐの赤ちゃんには歯が生えていませんが、生後6か月~7か月を目安に生えはじめます。乳歯は2才終わりくらいまでに順々に生えてきます。この乳歯が生えてくる順番は大まかには決まっているのですが、多少前後することもあります。乳歯が生えてくるときに順番が異なるというのは、歯並びや噛み合わせが崩れる原因にはならないので気にしなくて大丈夫です。
永久歯は、乳歯の後に生えてくるものと、独立して生えてくるものに分けられます。大人の歯の一番奥の歯とその手前の歯は独立して生えてくるもので加生歯と呼ばれています。その他の前歯や小臼歯と呼ばれる歯は、乳歯の代わりに生えてくる歯なので代生歯と呼ばれています。
永久歯は赤ちゃんとして生まれたときから作られ始めていて、乳歯が生え始めの時にはもう既に歯の頭の部分は完成されてきています。

乳歯が抜ける原因と乳歯の虫歯

乳歯が抜ける一番の原因は生え変わりによるものです。永久歯が生える準備ができると乳歯の根っこを押して溶かしながら永久歯が萌出を始めます。萌出に伴って乳歯の根っこがなくなることを歯科用語では生理的吸収が起きているといいます。生理的吸収が起きて永久歯が生える間近になると乳歯はグラグラと揺れ、抜けやすくなります。
抜けやすくなったものを自宅で抜いてしまう人や、何かの拍子に抜けてしまう場合もありますが、感染予防の観点では歯科医院へ行き歯医者さんに抜いてもらう方が専決だと思います。
すでにグラグラしている乳歯であれば、麻酔を使用しなくても痛みはなく、痛みがある場合は表面麻酔を塗るだけでも疼痛緩和になります。

他にも乳歯が抜けてしまう原因はあります。生理的吸収以外での一番多い理由は虫歯の進行です。乳歯はどうせ抜けてしまうのだから虫歯は痛くなければ放っておいて抜けるのを待てば良いという人もいますが、乳歯の虫歯を放置しておくととんでもないことが起きるのです。
乳歯の虫歯は永久歯の虫歯に比べ進行が早く、痛みを訴える頃にはすでに進行している虫歯になっています。この虫歯の菌が乳歯の根っこへ進行するとどうなるでしょうか。乳歯の根っこでは永久歯が作られている途中です。この永久歯を作っている過程を妨害して成長を止めてしまうのが虫歯菌です。成長が止まると未完成の永久歯が生えてくることになります。未完成なので根っこもしっかりとしていなくすぐに永久歯も抜け落ちてしまうのです。
そうならないためにも乳歯で大きな虫歯ができた場合はすぐに抜いてしまうことがあります。
また発生頻度はごく稀ですがPapillon-Lefevre症候群という遺伝子疾患で歯が抜け落ちてしまう病気もあります。
また、生理的吸収がうまく起きないことや永久歯の形成にトラブルが発生している時は乳歯が抜け落ちないことがあります。そうした時は歯医者さんへ相談するようにしましょう。

早くに抜け落ちてしまう(遅くまで残っていると)とどうなるか

早くに抜け落ちてしまう(遅くまで残っていると)とどうなるか

乳歯が生えてくるときは順番があまり関係なかったのですが、生えていた乳歯が抜けてしまう時と永久歯が生えてくる時期がずれてしまうと噛み合わせや歯並びに大きな影響を与えます。
歯というのは両隣の歯と支えあっています。早くに乳歯が抜け落ちてしまうとその支えがなくなってしまうことと一緒です。
例えば前歯の乳歯が抜けてしまうと、その両隣の歯は支えがなくなったので歯がないスペースの方へ傾いていってしまいます。この傾く歯が乳歯ならばまだいいのですが、永久歯だと傾きを直すのに苦労します。
乳歯と永久歯は大きさも異なり、乳歯よりも永久歯が大きい場合や、逆に小さい場合などあります。永久歯との生え変わりのリズムが狂ってしまうと大きさの変化にも対応できなくなるので歯並びがガタガタになってしまうことが心配されます。

生え変わりの時期の目安

あくまでおおよそですが、最初に生えてくる永久歯は奥から2番目の歯です。いわゆる第一大臼歯というものです。おおよそ6才を目安に生えてきます。次が前歯です。7~8才で生え変わります。次に糸切り歯とも言われている犬歯で、犬歯は11才前後で生え変わります。そして最後に生えてくるのが一番奥の歯です。親知らずは、その名の通り親が管理をしなくなってから生えてくるので20才前後に生えてきます。
この時期を一つの目安とし、歯がグラグラしていないのに怪我や虫歯で歯を抜かなければいけなくなってしまった場合や、時期を過ぎても歯が残っていてグラグラもしていない場合は、池田歯科へ相談するようにしましょう。


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